何故きものは左前なのか?

 古代では、右前も左前も両方有りました。
昔、日本や中国で基本的な哲学思想となったのが、陰・陽の考えかたです。
自然界のあらゆる事柄を陰と陽の考えかたに分けようとしたもので、
日本でも哲学的思想として古来より受け継がれてきた考え方なのです。
 白と黒、吉と凶で分け、前が陽、後が陰となるのです。
自分を中心とした物の考えかたでは、左が陽となり右が陰となります。
左大臣は右大臣より格が上で、目上の人と歩く時はその人の右側を歩きます。
したがって着物は左が前になり、右は下になる…と言うことなのです。
人から見て“あの人は左前だ"と言えば何か事業に失敗した事を意味し、
死んだ時は人から見て左を前に着せる習慣があります。
したがって、吉、陽、格が上という意味で左前にするのです.

Cultureに戻る
Return to Culture
次のきものについてを見る
Go to next Page
ホームページへ戻る
Return to Home Page